概説
1983年ごろにナカミチから発売された、クレイジーなオートリバースデッキです。別の名は「ユニディレクショナル・オートリバースデッキ」。直訳すると一方向のオートリバースデッキとなります。
一般的なオートリバースデッキではヘッドを回転させる方式が大半です。しかし、このRX-505はどういうことか、カセット自体を自動でひっくり返す大胆な方法でオートリバースを行います。
なぜわざわざ、こんな大胆なオートリバースデッキにしたのか。ふとナカミチが発売してきたカセットデッキを振り返ってみると、このRX-505と下位モデルの2機種、DRAGONを除いてすべてワンウェイのデッキであることに気づきます。回転ヘッドを搭載しているデッキが1台もありません。1000ZXLやDRAGONに搭載されているヘッドの自動アジマス調整が物語っていると思います。
そんな強いこだわりから、アジマスが狂いやすいとされている回転ヘッドを採用しなかったと考えられます。採用に否定的というより、もう拒絶レベルかもしれません。
このRX-505は、ユニディレクショナルオートリバースの最上級モデルで、3ヘッド方式が採用されています。下位モデルにはRX-303、RX-202が存在し、2ヘッド方式への変更や機能の省略がされているようです。
外観の詳細画像
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デッキの内部
キャビネットオープン
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