ページ作成日:2018/11/5
概説
1982年に登場した、面白い設計を取り入れている3ヘッド方式のカセットデッキです。
外から見れば普通のカセットデッキですが、ここまでこだわるのか?と思わされる設計が盛り込まれています。
TC-K666ESの一番の特徴は、ブラシ付きのDCモーターが使われていないことです。すべて、ブラシレスモーターが使われています。それだけではなく、左側のリールと右側のリールは、別々のモーターを使っています。
ふつうは、巻き戻し用のモーターは1つしかなく、歯車などを介して回すことが殆どです。歯車があると、どうしても巻き戻し中、早送り中は音がします。しかし、TC-K666ESはそれが無いため、とても静かに速く早送りや巻戻しをすることができるのです。
ただ巻戻しが速いだけではありません。テープの終わりが近づくと、テープに強い力を与えて傷めないよう、スピードを落とします。また、テープの途中に止めたいときにも安心です。だんだんとスピードを落として停止するので、急停止でテープが伸びてしまう心配もありません。
ほかにも、高級モデルのカセットデッキには欠かせない機能をしっかり押さえています。再生スピードの調整にはクォーツ、クローズドループ・デュアルキャプスタン、ノイズリダクションはドルビーのBタイプとCタイプなど、録音と再生するには十分間に合います。テープのポジション切替えは手動式で、フェリクロームテープ(TypeⅢ)も使えます。
ただの高級カセットデッキではなく、カセットテープを傷めない配慮までできる賢い1台です。
TC-K666ESの構造&搭載機能
| ヘッド | 3ヘッド方式(録音/再生:独立懸架型レーザーアモルファスヘッド) |
|---|---|
| メカニズムの駆動 | ロジック制御(ソレノイド駆動) |
| キャプスタンの回転 | クォーツロック制御・ダイレクトドライブ |
| テープの走行方式 | クローズドループデュアルキャプスタン |
| カセットホルダの開閉 | 手動 |
| スタビライザー | なし |
| テープセレクター | 手動(TYPEⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ) |
| ノイズリダクション | ドルビーB・C |
| ドルビーHX-Pro | なし |
| 選曲機能 | なし |
| メーター | デジタルピークレベルメーター(0dB=250nWb/m) |
| ライン入力 | RCA端子1系統 |
| ライン出力 | RCA端子1系統 |
| キャリブレーション機能 | 録音感度補正(左右独立)・バイアス調整 |
| カウンター | リニア分数カウンター |
| その他の機能 |
|
TC-K666ESの特徴
◎フルダイレクトドライブメカ(リール駆動もDD)
◎超高速の早送り/巻戻し(C-60で40秒以内)
○独立懸架型レーザーアモルファスヘッド
○マニュアルテープセレクター(フェリクローム対応)
○録音感度・バイアスキャリブレーション可能(テストトーンは無し)
△ヘッドが摩耗しやすい(同じヘッドが採用されている機種共通)
関連機種
- TEAC R-999X(同じくフルDDメカのオートリバース機)
- Pioneer CT-980(同上)
外観の詳細画像
デッキの内部
オープン・ザ・キャビネット

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