概説
中堅クラスにあたるTEACのカセットデッキです。1980年代中頃のモデルと思われます。
dbxは搭載されていないのにメーターには表示があるなど、V-970Xの下位モデルと思わせるような部分が幾つかあります。頭出し機能も付いておらず機能的にはシンプルです。(個人的にはちょっと省略しすぎかなと思いますが…)
上位モデルの標準装備でもある、3ヘッド方式・クローズドループデュアルキャプスタンはしっかり採用。電磁石を使ったバックテンション機構も搭載し、ダイレクトドライブではないにも関わらずワウフラッター0.03%前後(W.RMSでの実測値)という安定走行もポイントです。
録音面では、左右独立してバイアス調整ができるようになっています。メーターを見ながらキャリブレーションを行うことはできませんが、TEACではお馴染みの左右独立調整する機能はしっかり搭載。調整を細かく追い込みたい方にはお勧めです。
TEACのカセットデッキといえば「ごっつい」というイメージが強いですが、この世代は薄型のボディで少しスマート寄りな印象を受けます。サイドウッドは艶があるタイプで、高級感がある外観に仕上がっていると思います。
外観の詳細画像
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デッキの内部
キャビネットオープン
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その他の画像
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