ページ作成:2025/1/27
概説
Nakamichi CassetteDeck1の構造&搭載機能
ヘッド | 3ヘッド方式(録音:R-3L型クリスタロイ 再生:P2H-3L型クリスタロイ) |
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メカニズムの駆動 |
ロジックコントロール・カムモーター駆動 |
キャプスタンの回転 | DCサーボモーター |
テープの走行方式 | クローズドループデュアルキャプスタン |
カセットホルダの開閉 | 手動式(たるみ取り機能あり) |
スタビライザー | なし |
テープセレクター | 手動 |
ノイズリダクション | ドルビーB/C |
ドルビーHX-Pro | なし |
選曲機能 | なし |
メーター | FL式ピークレベルメーター(0dB=ドルビーレベル200nWb/m) |
ライン入力 | RCA端子1系統 |
ライン出力 | RCA端子1系統(レベル可変) |
キャリブレーション機能 | バイアス調整のみ |
カウンター | 4デジットカウンター(減算機能付き) |
その他の機能 |
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Nakamichi CassetteDeck1の特徴・利点・欠点
◎再生ヘッドのアジマス調整ができる機械式で手動式なのも良い
◎FET適用の再生アンプ(ZX-7と回路が酷似している)
○かなりカッチリした硬めの音質
○1990年代にも関わらずマニュアルテープセレクター(かなり珍しい)
△Nakamichiにしては丸すぎるデザイン
△メカの動作が鈍い(サンキョー製メカでも動作速度が遅い)
録音サンプル
テープ:RTM C-60(現行品)
ノイズリダクションOFF
音源:Nash Music Library
【フュージョン・ロック】容量52.7MB
96kHz-24bitのためデータ容量が多くなっています。ご注意ください。
外観の詳細画像
サムネイル画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
![]() 【前面左側(電源スイッチ・カセットホルダ)】 |
![]() 【カセットホルダ開】 |
![]() 【メーターディスプレイ】 |
![]() 【テープ操作ボタン】 |
![]() 【前面のカバーを開いた状態】 |
![]() 【ディスプレイの表示変化】 |
![]() 【アジマス調整ノブ】 |
![]() 【ヘッド周り】 |
デッキの内部
オープン・ザ・キャビネット
画像にマウスオン(タップ)してください。


サムネイル画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
![]() 【電源回路】 |
![]() 【システムコントロール回路】 |
![]() 【録音ヘッドアンプ】 |
![]() 【バイアス発振回路】 |
![]() 【ノイズリダクション回路①】 |
![]() 【ノイズリダクション回路②】 |
![]() 【メーター回路・MPXフィルタ回路・ヘッドホンアンプ】 |
![]() 【レギュレータ回路】 |
![]() 【メカニズム】 |
【】 |
参考周波数特性
画像にマウスオン(タップ)すると周波数軸が線形に変わります。



【TYPEⅠ】RTM (現行テープ)


【TYPEⅡ】TDK SA (1992年型)


【TYPEⅣ】Nakamichi MA (1990年型)


※ヘッドの状態やデッキの調整状態など個体差により、必ずしも同じ測定結果にはなりません。あくまで参考程度にお願いします。
YouTube動画でも紹介しました