最終更新日:2025/01/20
概説
TC-K75の構造&搭載機能
| ヘッド | 3ヘッド方式(録音/再生:S&Fヘッド) |
|---|---|
| メカニズムの駆動 |
ロジックコントロール・ソレノイド+ガムギヤ駆動 |
| キャプスタンの回転 | ブラシレスDCモーター式ベルトドライブ |
| テープの走行方式 | クローズドループデュアルキャプスタン |
| カセットホルダの開閉 | 手動式 |
| スタビライザー | なし |
| テープセレクター | 手動(EQとBIASが別スイッチ) |
| ノイズリダクション | ドルビーB |
| ドルビーHX-Pro | なし |
| 選曲機能 | なし |
| メーター | LEDピークレベルメーター(0dB=250nWb/m) |
| ライン入力 | RCA端子1系統<・マイク入力1系統 |
| ライン出力 | RCA端子2系統(固定レベル出力・可変レベル出力) |
| キャリブレーション機能 | 録音感度(400Hz)・バイアス(8kHz) |
| カウンター | 機械式3ディジットカウンター |
| その他の機能 |
|
TC-K75の特徴・利点・欠点
◎TC-K777と同じ仕様のキャリブレーション機能(左右独立の録音感度補正&バイアス調整)
◎独立懸架型S&Fヘッドを搭載(TC-K777と同じヘッド)
○EQとBIASのスイッチが別々になっている
○低グレードテープ用のBIASポジションを装備(さらにバイアスが浅めになる)
△メカ部分が色々難あり(耐久性や動作レスポンスなど色々と劣る)
△SONYのデッキの中ではデザイン性がイマイチ
録音サンプル
テープ:RTM C-60(現行品)
ノイズリダクションOFF
音源:Nash Music Library
【フュージョン・ロック】容量53.4MB
96kHz-24bitのためデータ容量が多くなっています。ご注意ください。
外観の詳細画像
サムネイル画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
![]() 【本体前面・左側】 |
![]() 【カセットホルダ開】 |
![]() 【カセットホルダ・リッド】 |
![]() 【S&Fヘッド】 |
![]() 【メーター・テープ操作ボタン】 |
![]() 【セレクター・ボリューム類】 |
デッキの内部
オープン・ザ・キャビネット
画像にマウスオン(タップ)してください。

サムネイル画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
![]() 【メカニズム部】 |
![]() 【システムコントロール回路】 |
![]() 【定電圧回路・バイアス発振回路】 |
![]() 【ノイズリダクションIC】 |
![]() 【再生アンプ①】 |
![]() 【再生アンプ②】 |
![]() 【再生アンプ③】 |
![]() 【録音EQ回路基板】 |
![]() 【アンプ基板全景(はんだ面)】 |
【】 |
その他の画像
メカニズム動作音
- 停止→再生→停止
- 停止→ポーズ→再生→ポーズ→停止
- 早送り・巻戻し
参考周波数特性
画像にマウスオン(タップ)すると周波数軸が線形に変わります。




【TYPEⅠ】RTM (現行テープ)

【TYPEⅡ】SONY ROCK (1981年・テープはJHFと同じ)

【TYPEⅢ】SONY DUAD (1978年)

【TYPEⅣ】SONY METALLIC(1979年)

※ヘッドの状態やデッキの調整状態など個体差により、必ずしも同じ測定結果にはなりません。あくまで参考程度にお願いします。
YouTube動画でも紹介しました
これまでの作業実績
2024年8月 栃木県 くね様






















