概説
1990年代中頃に発売された、3ヘッド方式の中堅モデルです。系図的には、V-7010とV-5010を統合させて生まれたと思われます。V-8030Sの下位に位置し、ダイレクトドライブが省略されている点が異なります。
これまで、テープの操作ボタンが左側、録音関係のボリューム・スイッチ類が右側というレイアウトでしたが、この世代から左右逆転。V-7000やV-5010といった前の世代に慣れていると、イジェクトのつもりが誤って電源がOFFになってしまった…という事もあるかもしれません。(僕自身も何度かやらかしました)
メカニズムは先代と変わらず、サードパーティ製(Sankyo)のものが搭載されています。テープの走行はクローズドループデュアルキャプスタン。ダイレクトドライブではないので、構造としてはV-5000・V-5010と全く同じです。
とても高級感がある姿をしていますが、実は台湾製。そのため、電子部品も台湾のメーカーのものが使われています。キャビネットを開けてみるとコストダウン感が強く、やや残念な印象も受けます。
外観の詳細画像
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撮影に協力してくださった方
・山形県 「cote211」さん