22歳の自分を振り返る。

 

皆さん、こんにちは。こんばんは。西村音響店の西村です。

いつも音響店のブログをご覧くださり、ありがとうございます。


 今日の記事は、朝の10時すぎ、誰もいない静まり返った大学の研究室で、キーボードを打っています。

 私事ですが、2019年4月25日、23回目の誕生日を迎えました。

 誕生日は嬉しい日という印象があると思います。もちろん、そうです。ただ、僕の場合は反射的に人生を振り返ろうとしてしまいます。

 22歳だった僕は、いったい何をしてきたのか。

 今日は講義が休みなのでゆっくりと過ごしていますが、普段と比べて時間の流れの感じ方が強いです。この記事を書いているときも、1秒、また1秒と時間が流れてゆくのを痛感しています。

 

 昨日は講義でしたが、ポケットサイズのメモ帳を机の上に出し、1年前の事を書き出し始めました。

 「20を過ぎるとあっという間に歳を食う」という事をしばしば耳にしますが、今のところ僕にはその実感はありません。

 もし実感していたら、きっと焦っていることでしょう。

 

 僕の考えではありますが、1年があっという間に感じていないのであれば、1年間の行動を思い出して書き出せると思います。ですので、昨日の講義でメモ帳に時系列で書き出すという事をしました。

 幸いにも、1年前にどんな事をしたのか、どのような行動をとったのかを思い出し、文字に起こすことができました。

 

 今から1年前というと、まだ大学を休学している時。

 音響店の運営に力を入れようと日々坦々と行動していましたが、今日の自分から1年前の自分を見た感想は、「馬鹿だったな…」と感じるばかりです。

 でも、そのように感じることができれば、順調に精進していると安心できます。

 カセットデッキの研究もそうですが、まだまだ人間力を高め始めて間もないころでしたね。その前は読書する習慣すらありませんでした。

 インターネットばかりを使っていましたが、今は本を読んで勉強しています。本は1冊で広い範囲の知識を得られるので、視野が広がりやすいと思います。

 今更ではありますが、この1年で読書の大切さが身に沁みました。

 

 次のステップは、直接人にお会いして教えを乞うことです。

 貴重な20代の時間は、体験をしまくるという事に使っていきたいと思っています。

 なにより、一番幸せだと感じるのは、自分で決断して行動できる事です。

 自分で決めたことだから、何も文句は言えない。行動した結果がダイレクトに返ってくる。

 たった1秒間の中に詰まっている情報をいかに多く取り込むには、自分で決断して行動するということが大切だと思います。

 

 もう一つ、この1年で身に沁みてきた事。それが時間の大切さです。

 1年前の自分は、今と比べると色々と無駄なことをしていました。例えば、1年前の音響店は、随時修理を受け付けていました。

 しかし、それでは各々の作業の進捗がバラバラになります。一々違う作業に切り替える必要があり、効率の悪いものでした。学生をしながら、カセットデッキに携わる。自分の分身があればいいのですが、残念ながらそれはフィクションの世界でしかできません。

 ですから、期間を決めてご依頼を募るという方法に、大きく運営方法を変えました。そして今年に入り、さらに固定化された料金体制になって、いまに至ります。

 ただ、カセットデッキを修理すればよいという問題ではありません。他にもやるべき事がたくさんあります。僕の活動を、こうしたブログやYouTube動画でお伝え出来なければ、ただの自己満足で終わってしまいます。

 カセットテープは、ご存知の通り殆ど廃れた媒体です。にもかかわらず愛好している方々と情報を共有できればという想いで、日々ブログや動画の制作をしています。

 カセットデッキの修理よりも大事こと。それは、情報発信と体験の共有です。

 幸運なことに、23という年齢でありながらカセットテープ・カセットデッキの研究を進めてきました。ですから、後世に伝えていくのが僕の役目であると半ば自負しています。

 

 ただ今後は、カセットデッキに限らず、色々な物事を体験して経験を蓄積していきたいと思っています。

 ここで申し上げるのも変かもしれませんが、カセットデッキだけで貴重な20代の時間を消費したくはありません。

 吸収力が絶好調なうちに、たくさん体験をして掃除機のダイソンのように吸収していきたいと思っています。

 

 

 さて、2019年4月25日の行動を、ここに記しておきたいと思います。(ここからは僕の勝手な記録ですので、飛ばしていただいて大丈夫です)

 


○23歳になった日の自分

 この日は木曜日で、講義はお休み。実は未明から何故か興奮状態になっており、布団に入ったのは午前4時。それでも、朝8時に目が覚め、23回目の誕生日の朝を迎える。

 今日はどんな1日になるだろうか。

 

 まずは、いつも通り大学に向かった。講義はないのに。

 大学の研究室に入り、パソコンの電源を入れる。ここまではいつも通り。

 しばらくした午前11時、自転車のヘルメットを持って、馴染みの自転車屋に向かう。

 今日は、いよいよ新車が納車となる日だ。

 幸運なことに、納車予定が4月下旬であったから、奇跡的に今日が納車日となった。買うと決めたのは、遡って10月。

 普段、自転車屋には置いていないマイナーな車種のため、納車までに半年かかる。

 

 正午、いよいよ新車とご対面。

 渋い緑色の車体に、上に飛び出したブレーキワイヤー、そして縁が飴色のタイヤが、旅情を感じさせてくる。

 

 すぐには出発せず、暫くお店の方々と雑談をした。ただ、自転車の用だけではない。

 僕にとっては自転車屋に行く目的は、自転車屋に用があるからではなく、勉強したいからだ。いつもお店に出向く度に、自転車の事に限らず、色々なことを勉強させていただける。感謝。

 

 話が弾む中、あっという間に2時間ほど経ち、自転車屋を後にする。

 帰宅する前に、1カ所通りたい場所があった。名古屋の大津通である。

 金山駅から栄駅にわたって延びている道路であるが、いずれかは自転車で通ってみたいという欲望があった。

 その欲望も叶えることができた。しかも真新しい自転車で。

 いつもは上前津・大須周辺歩道をゆっくり歩いているが、今日は同じ大須でも景色が違う。

 風をきりながら、歩きの倍以上の速さで流れる景色は、自転車ならではの爽快感だった。

 

 午後3時、金山のマクドナルドで休憩。ちょうど、ここまで備忘録を書いたのがこの時。

 メニューは決まってテリヤキバーガーのセット。 備忘録を書いていると、そろそろ帰路につく時間がせまる。

 入った時は空いていたが、4時になってレジに行列ができ始めた。

 そろそろ帰る時間か。

 

 午後5時、大学の研究室に戻った。

 帰宅の準備を整えつつ、今まで乗っていた青の自転車と乗り比べてみた。

 全く走りが違う。

 別に優劣があるわけではない。走りの性格が2台で全く違うのだ。自動車で例えると、青はターボ車、緑はノンターボ(自然吸気)車だ。

 昔のターボ車はエンジンの回転数を上げないとパワーが出ない。いわゆるドッカンターボというやつだ。青の自転車はその感覚に似ている。一方、新車の緑は回転数が遅くてもぐいぐい進む。上り坂もぐいぐい進む。

 形は同じように見えても、こんなにも走りが違うことを体験して、自転車への関心が一層深まってしまった。(カセットデッキがそっちのけになった訳ではない)

 

 午後6時半すぎ、いよいよ帰路につく。

 まもなく日が落ちそうな明るさの中、自宅に向けて自転車を走らせる。大学から自宅までは2時間半。

 30分走らせていると、いつの間にか空がに真っ暗になっていた。だんだんと新車の感覚にも慣れてきて、乗り味が分かってきた。

 名鉄線沿いの道をひたすら真っ直ぐ進めていくが、左右に振れることなく、しっかり白線に沿って走ってくれる。もちろん、乗り手の要素もあるが、新車の安定度の高さに驚いた。

 

 あと10㎞ほどの地点まで走ってきた。真っ暗な農道を走る。自転車を漕ぐ音と、蛙の鳴き声しか聞こえない。

 気温も徐々に下がり、向かい風が心地よい。

 漕ぎながら将来のことを想像してみた。20代のうちに、この相棒のチャリンコでお客様に挨拶して回りたいなと。

 

 家に着いたのは夜の9時。

 あと3時間で、1日が終わる。

 今年も忘れられない誕生日になったと思う。

 1日を大切に過ごすと、記憶に残ってくれる。

 

 さぁ、明日からは通常営業。

 次の誕生日、24の僕が23の僕に向けて「馬鹿野郎」と言えるようになりたい。