キャプスタンを掃除しよう!【カセットデッキの手入れ】

 

 

皆様こんにちは、西村音響店の西村です。

 

カセットデッキの基礎を学ぶ「カセットデッキのいろは」シリーズ、今回は第12回でございます。

前回の第11回では、ピンチローラーを掃除の仕方をご紹介しました。ピンチローラーは、専用のクリーニング液が無いと、ちょっと掃除が難しいです。もちろん、無い場合は乾拭きだけでも効果はありますので、掃除をしないよりは、した方が良いでしょう。

 

 

さて、今回はキャプスタンの掃除の仕方です。改めて、カセットデッキの3つのクリーニングポイントをおさらいしましょう。

ポイントはこの3つ。

1.ヘッドの掃除

2.ピンチローラーの掃除

3.キャプスタンの掃除 

 

ここでは紹介していませんが、レベルが上がると、消磁(しょうじ)という作業が出てきます。

磁気を帯びてしまったヘッドを、専用の道具を使って、磁気を消すというものです。残念ながら、専用の道具は、現在では新品が販売されていませんので、中古品を入手するしかありません。

いきなり消磁まで行うのは、少しハードルが高いかもしれませんので、ひとまず、例の3つのクリーニングポイントを押さえていただければ大丈夫です。

 

 

それでは、キャプスタンの掃除の仕方を見ていきましょう。

ヘッド、ピンチローラーの掃除に続き、こちらの日本綿棒さんのクリーニングセットを使います。

キャプスタン用のクリーニング液は入っていませんが、金属ですので、ヘッド用のクリーニング液を使います。

もし、クリーニング液が無い場合、エタノールでも代用できます。エタノールといっても、無水エタノール、燃料用エタノール、消毒用エタノール、色々あります。

無水エタノールが一番効き目は良いですが、少し高価です。ですので、比較的安価で手に入りやすい、消毒用を使っても差し支えありません。

 

 

キャプスタンの下側は、綿棒を折り曲げると掃除がしやすいです。

クリーニングキットに付属している綿棒は、軸が木製なので、強く折り曲げると折れてしまうかもしれません。そういったときは、紙軸の綿棒を使うと良いでしょう。

 

 

オートリバースのカセットデッキの場合は、左と右、両方のキャプスタンを掃除しましょう。

また、カセットデッキには、電源ONにすると、キャプスタンが回転する機種と、回転しない機種があります。

もし、キャプスタンが回転する機種でしたら、綿棒を当てているだけで、掃除が出来ます。

実際のところ、電源を入れたらキャプスタンが回転するカセットデッキの方が多いです。もし、回転しないようでしたら、綿棒を折り曲げる方法で掃除しましょう。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

キャプスタンは、汚れを掃除しないまま放置してしまうと、いくらクリーニング液で掃除しても、汚れが落ちなくなってしまう場合があります。

目安として、40時間に1回、掃除すると良いと思います。また、目視でチェックして、茶色い汚れがあったら、すぐに掃除しましょう。

予備知識として、40年近く経過しているような、かなり古いテープの場合、テープの磁性粉が落ちやすく、キャプスタンを汚しやすいので、再生した後に汚れをチェックしてみましょう。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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第13回 【高温多湿から守ればカセットテープは長期保存できる。】